rinriのいちばん泣いた日-軽く地獄-

2008.01.08


昨夜は緊張のあまりモニタがかすんだりしていたので(私。どんだけ)小刻みに起きてしまうのを覚悟していたんだけど、携帯アラームが鳴るまでぐっすりだった。我ながらよくわからん(笑)。何を着るか散々悩んで、結局薄手のセーターにパンツという超無難なスタイルに落ち着きました。

というわけで、東京にGo!!

まずは国際フォーラムに行き、トニコンの願掛けをする。本気で頼むよ。何枚か写真を撮ったあと、今度は帝劇に。パンフレット買いたいなーと思ってさ。スタッフの方に「今、買えますか?」と聞いたらちょうどOKな時間だったので、そのスタッフと一緒にまさに上演中の帝劇へ。そのわりに何も聞こえなかったよ。時間的にコウイチが本当は死んでるってわかったあたりかもしれない。「グッズは4種類ありまして1種類につき10個までです。帰りはエレベータをお使いください」という説明を受けながら2階へと上がり、踊り場で別のスタッフの方に引き継がれてグッズ売り場に。パンフレットだけ買ってそこを抜けると、エレベータの前でまた別のスタッフの方がいて見送ってもらいました。何かすごい貴重な体験をしてしまった。私のために4人ものスタッフの方々が動いてくれたんだもんなー。ありがたい話だ。

次はビッグカメラに。実は真の目的はここだったりする。Panasonicの円盤がほしかったんだけど残念ながらなかったんで、ラクーアに行くのをやめて(笑)新宿のヨドバシカメラに。でも、ここにもなかったんだよね。その時点で16時半だったんで荷物をロッカーに放り込んで今度こそ青劇にGo!! と思うでしょ。原宿で下りました。代々木をみるためじゃないよ!! ジャニショでもないよ!! キンキの看板を撮りに来たんだよ!! オタク度がレベルアップした気がする(笑)。

無事に撮ったあと、ほんとに今度こそ青劇に。森田ファンでこのチケットを取ってくれたよっちゃんと、隣に座るやっぱり森田ファンのたかぎさんと会い、入場者列が短くなるまでVトーク。私もかなり緊張していて朝ご飯しか喉を通らなかったんだけど、よっちゃんはその上を行ってて今日何も食べてなかった。私たち。テンパリすぎ(笑)。

今日の席は1階J列の左側。ええ、青劇に来てもレフトの女王なのよ。うひひ。そしてまたこの左が今回大当たり。左にだけちょっとした道(花道と呼んでいいのかな)があって、そこで結構重要なシーンが繰り広げられるんだな。

さあ、待ちに待った「IZO」。結局、何も勉強しないで挑んだんだけど、わかりやすかったし、スクリーンに説明文が出たりしたんで「?」となることはほとんどなかった。人斬りが主役なので、ばっさばっさと人が斬られ、切腹し、さらし首になるけども、血飛沫もそれほど激しくなかったし、介錯の部分はスクリーンに映し出された影絵だったりしたんで、そんなに目を背けたくなることこともなかったな。

1幕はともかく、2幕は本当に切ない。ひとり、またひとりに捨てられていく以蔵@森田さんに涙が止まらなかった。2幕は半分以上泣いてたと思う。とくに、ミツ@戸田恵梨香とのままごと祝言(=ミツの台詞)。ここはもう声を出さないように必死(泣きすぎ)。以蔵が好きでプロポーズまでしたミツ(それに応えない以蔵に、この時代の女がここまで言ってるのにバカ!!と心の中で叫んだ)が与市@河野まさとが持ってきた酒で、毒が入っているとも知らずに三三九度をしようと言い、ずっとミツが好きだった以蔵が同意するっていうシーンがもうだめだった。以蔵が右手で「2」と聞くと、ミツが「3」ってやるんだよね(ミツは叔父が持ってきた縁談を受けて、この時点ではもう結婚していた。相手は保毛尾田保毛男みたいだった)。結局、この毒のせいでミツは以蔵の腕の中で死ぬのよ。ううう。こうやって打ってるだけで泣ける。

剣の腕しかなく、自分を認めてくれた武市半平太@田辺誠一の言うがままに生きた以蔵。たしかに利用されるだけされて捨てられたけど、最後の最後にその武市の前で自分の意志で自分の言葉を吐き出した。誰が正しくて誰が間違ってるのかわからないけど、その瞬間の以蔵は少なくとも正義だったと思う。

寅之助@木場勝己、山内容堂@西岡徳馬の重鎮はさすがの一言。いるだけでぴりっと締まる。田中新兵衛@山内圭哉はひたすらかっこよく、坂本龍馬@池田鉄洋はひたすらおもしろかった。予想以上だったのが戸田恵梨香。堂々としてるし、声も通るし、何よりも愛らしく、それでいて凛とした佇まいがすばらしい。ヒロインとしては満点以上のデキ。私が今まで見てきた舞台の中での歴代1位だ。

森田さんは完全に岡田以蔵。ラスト近くで「天が誰かわからなくなった。夜空を見ると星があって」みたいな台詞があるんだけど(もちろん土佐弁。そしてもっと長く続く)そのときの目が輝いていて純粋で以蔵そのものだったと思わせる力があった。ちょっと声の調子が悪いかなとは思ったものの、相変わらず噛まないし、早口な土佐弁でもしっかりと伝わってきた。血生臭い殺陣も涼やかにこなしてて「人斬り以蔵」の異名のままの動きだったと思う。

カーテンコールは4回(だったはず)。すべて全員で出てきた。最後、西岡さんにこそっと何かを言われ、くしゃっと笑った森田さんがすんごくかわいかったな。自分でぱちぱちと拍手してるところもよし。逆木さん(@吉田東洋)たちに「もう1回?」と人差し指を出して笑ったあと、いつものようにたたっとステージを去っていったわ。

終演後、よっちゃんと青劇に残り、悩みに悩みながら(あまりにも圧倒されて何から書いていいのかわからなかった)アンケートを書いていると「お時間です」の声が。初めて劇場を最後に出たよ。これもまた貴重な体験だよね。青劇を出ると、ちょうど演出されたいのうえさんたちがいたので、この気持ちを伝えたいと思ったもののそんな勇気がなかったんで、遠くからいろんな意味を込めて「ありがとうございました!!」と叫んでみました。鼻詰まりなわりに通る声だとよく言われるので、きっと届いたと思う(笑)。

タイトルに書いた「軽く地獄」っていうのは、泣きすぎて頭が痛くなる→寝るしかないと目を閉じる→以蔵を思い出す→涙が出る→頭がさらに痛くなるという負のスパイラルだったのだ。泣きすぎだな。私な。

とにかく森田剛はすばらしかった。

この人に賭けてよかった。

ついてきてよかった。

本当によかった。



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